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仕事に必要なことは会社が全部教えてくれる?→いいえ

部署に配属されてから3ヶ月近く経ちました。
会社や仕事にも慣れつつあります。

就職先として大企業を選ぶ理由の一つに、「教育体系がしっかりしているから」というものが挙げられます。言い換えると、「仕事に必要なことは全部会社が教えてくれる」ということです。中小企業やベンチャー企業ならいきなり「やれ」と言われ、わけもわからないままもがきながらやるところを、大企業ならOJTで一つ一つ丁寧に教えてもらいながらステップアップできるというイメージで。
私もある程度基礎的なことは教えてくれると期待していたところがありますし、そう思っている学生や新入社員は多いのではないかと思います。

しばらく仕事をしていくうちに、そのようなイメージは幻想だとわかりました。
「誰もが知っている必要があるのに誰も教えてくれない」
このような状況は珍しくないのです。
私は機構設計という仕事をする部署に所属しています。機構設計に必要な知識やスキルは多岐に渡りますが、基礎的なスキルとして
・製図
・3DCAD
・部品の加工法の知識
・金型の知識
等があります。これらは設計者なら誰もが修得する必要があります。では、これらを会社で体系的に学べるかといと、少なくとも私が所属する部署ではそのような仕組みは存在しません。
ではどうすればいいかというと、知らないことは全て自分で勉強するしかないです。これを当然のことと考えるのか、落胆し会社に不満を抱くのかは世代によって認識が大きく異なっているように感じます。若手社員は「誰も教えてくれない」と不満を漏らします。一方で年配社員は、「おれたちの若い頃は全部自分で勉強した。今はおれたちの頃よりマシ」と言います。
私はべつに年寄りの肩を持つ気はありませんが、今の若手が会社に多くを求めすぎなのではないかと思うようになりました。誰かに何かを教えるということは、教える側(+教わる側)の時間を奪うわけですから、当然コストがかかります。社内でしか知り得ない仕事のやり方・ルールについては教える義務、教わる権利がありますが、それ以外のことについてはこのような義務・権利はないと考えることができます。たとえそれが仕事に必要なことであったとしても。
「仕事に必要なことは全部会社が教えてくれる」は甘いゆとりの考えなのです。

ではいつ勉強するかという話になりますが、当然業務時間外ということになります。加工や金型等の本で勉強できることは家で勉強しろということだし、3DCAD等会社でしかできないことは会社に早く行って自己研修しろということです。これに対して「時間外拘束だ。やってもいいけど残業代払え」というのは根本的に間違っているように私は思うのですが、やたらと権利ばかり主張する若手が多いように感じられます。このあたりが若手と年配との確執につながっているように思うのですが…。

今はまだ現行機種のマイナーチェンジのチームで修行中の身ですが、ある日突然新機種開発のチームに呼ばれた時、「こんなことも知らないの?今まで何やってたの?」と言われないよう、今のうちに業務以外の自己研修をやっておこうと思います。

(とはいえ、プライベートの時間を削るのはそれなりにしんどいっすわ)