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こんなにおいしい/こんなにつらい日雇い派遣バイト

日雇い派遣バイトを始めて4ヶ月近くたちました。まだ経験は浅いですがいろいろな現場を経験したので、日雇い派遣バイトでおいしかったこととつらかったことについて書きます。


◆こんなにおいしい日雇い派遣バイト

1.想像していたよりも体力的に楽

日雇い派遣というとものすごくきつい肉体労働をやらされるイメージがありますが、実際に体力的にきつかった現場はかなり少ないです。内装系の現場では養生(ブルーシートやプラスチックの板をテープで貼り合わせて壁や床を傷つけないように保護する作業)をすることが多いですが、これはめちゃくちゃ楽です。重い荷物は台車を使ってエレベーターで運ぶことが多いのでこれも楽勝。エレベーターが使えない建物や、イベント設営の現場など重い物を手で運ぶこともありますが、長時間運びっぱなしということはありません。分電盤をハタキでパタパタやる仕事とか照明のスイッチを押す仕事も超楽でした。

ぼくは学部時代に居酒屋でバイトしていましたが、そっちのほうが体力的にしんどかったぐらいです。


2.実働時間が短い現場も多い

例えば日勤で拘束時間が9時間程度の現場でも、実際に作業をしている時間はその半分ぐらいという現場も少なくありません。日雇い派遣バイトにできることは限られているからです。やることがない時は休憩場所で座って待機です。その時間は他の人としゃべっていてもいいし、スマホをいじっていても読書をしていても構いません。休憩時間とは別なのでもちろんその分の時給は発生しています。ぼくは最近スマホのKindleアプリで読書していることが多いです。

居酒屋のバイトでは当然ながら休憩時間以外はずっと働かなければなりませんでした。


3.早上がりがめちゃくちゃおいしい

これがもう最高です。9時18時現場で15時ぐらいに上がれたり、9時12時の現場で10時半に上がれたりといったことは珍しくありません。さらにおいしかったのが、22時5時の夜勤で23時半に終わって普通に電車で帰れたりしたこともありました。もちろん定時分の給料はもらえます。

居酒屋のバイトでは早く上がれてもその分給料が減るので嬉しくないです。しかも、15分程度のサービス残業は当たり前でした。


4.好きな時に働けてすぐお金になる

例えば、明日は昼から研究会があるから朝だけ短時間働こうみたいなこともできますし、この一週間は研究発表準備に集中したいから全く働かないぞもありです。また、給料は日払いで翌々日には振り込まれるので急な出費にも対応できます。「そんなすぐお金が入ったらすぐ使っちゃうんじゃないの?」と思いきや、「今日せっかく◯時間働いて稼いだ◯円をこんなところであっという間に浪費してたまるか」ってぼくはなります。まぁこれは人によりますが。

居酒屋バイトはシフト制で給料は翌月払いです。なので「今日はいくら稼いだ」という感覚が薄くて浪費していたように思います。


5.面倒な人間関係が極めて少ない

基本的に日雇い派遣バイトでは固定メンバーというものがありません。長くやっていると前に別現場で一緒だった人とたまたま同じ現場になって軽く挨拶することはありますが、ほとんど初対面です。これから仲良くなる必要もあまりないのでプライベートのことはお互いほとんど知らないままです。そんなドライな人間関係がいいんです。

居酒屋のバイトでは、ソリの合わない社員さんやアルバイトとも長く一緒に働かなければならないので表面上仲良くする必要がありました。気が乗らない飲み会もたまには参加しなければなりませんでした。いや、それはそれで楽しかったけどね。


◆こんなにつらい日雇い派遣バイト

いいことづくめの日雇い派遣バイトですが、もちろんつらいこともあります。なんせ日雇い派遣バイトですから。

1.きつい、汚い、危険なこともある

いわゆるブルーカラーの3Kです。想像よりも楽なことが多いとはいえ、慣れた人が多い建設現場にいきなり入ってろくな説明もないままやり方がわからなくてどなられたり、コツがわからないまま重い物を運んだりするときはやっぱりきついです。靴や服がホコリだらけになる汚い現場もあります。本当は禁止されている高所に登らざるをえない状況もありますし、ぼくはまだないですが不注意から人身事故を起こしてしまう可能性もあります。


2.搾取されてる感がでかい

日雇い派遣なので、下請けの下請けの下請けという仕事も普通です。説明の必要はないと思いますが、派遣元の間間でピンハネされてる感はすごくあります。また、派遣事務所の取り分も相当あるはずです。こんな働き方をいつまでも続けていては一生搾取される運命から逃れられません。まぁサラリーマンも同じようなものですが。


3.話が合わない

日雇い派遣で働く人の多くはパチンコや競馬などのギャンブルや風俗が大好きで、仕事以外の話はほとんどがそれです。ぼくはギャンブルをやらないし風俗にも行きません。だから話は合わないです。「普段なにやってるの?」と聞かれても、「大学院生なので研究室で研究してます」と返すとそれ以上興味を持たれません。面倒な人間関係がないことは良い事だと思いつつも、少し寂しさを感じてしまいます。コミュニケーション能力を高めるいい機会だと考えてることもできるんだけどなかなかなぁ…。


4.時々生きている意味がわからなくなる

黙々と作業をしていて、ふと「なんでおれこんなことやってるんだっけ?」って思うこともあります。一番印象に残っているのは、雨の中レインコートもなく次々とトラックで運ばれてくる大量のゴミを手作業でひたすら燃えるゴミと燃えないゴミに分ける作業をしていた時です。あのなんとも言えない虚しさは経験しないとわかりません。
ここまで酷い仕事は少ないですが、いずれにしてもとても生産的な仕事とは思えないものがほとんどです。


後半どんどん暗くなってしまいましたね。でもトータルで考えるといいバイトですよ本当に。

実はもう目標金額が貯まったのでやめるつもりだったんですが、まだ空いた時間にちょこちょこやってます。いいバイトだからね。