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2013年07月

エクセルのダサいグラフを真面目カッコよくする方法

Microsoft Excelはとても優秀な表計算ソフトだ。
だが、「グラフがとてもダサい」という弱点がある。
それゆえに計算はエクセルで行い、グラフは別のソフトで描くという方法がよくとられる。
しかし、グラフを描くためだけに別のソフトをインストールしたり立ち上げたりするのは面倒だ。

そこで、論文にもそのまま載せられそうなクールなグラフをエクセルだけで描く方法をここにメモしておく。

まず、エクセルで普通にグラフを描いてみる。

graph1.jpg



…とてもダサい。



1.グラフタイトルとか上にあるのがダサいし、軸ラベルが太字なのがダサい。

グラフタイトルを消す。軸ラベルの太字を普通にする。凡例を消す。

graph2.jpg

ちょっとましになったが、まだまだダサい。


2.x軸がプロットエリアの中にあるのがダサい。

y軸の数字をクリック→右クリック→軸の書式設定→横軸との交点:軸の値をグラフの一番小さい値に合わせる。
graph3.jpg


graph4.jpg

ましにはなったが、やはりまだまだダサい。


3.プロットエリアに枠がないのがダサすぎる。

プロットエリアをクリック→右クリック→プロットエリアの書式設定→枠線の色→単色、黒に→枠線のスタイル→幅を1.5ptに

graph5.jpg


graph6.jpg

だんだんましになってきた。


4.目盛線があるのがダサいし、目盛の種類が内向きでないのがダサい。

y軸の数字をクリック→右クリック→目盛線の書式設定→線なし
y軸の数字をクリック→右クリック→軸の書式設定→目盛の種類→内向き→線の色→単色、黒に→線のスタイル→幅1.5ptに

graph7.jpg

かなりそれっぽくなってきた。


5.軸の値と軸ラベルのフォントが小さいのがダサい。

数字や軸ラベルは見やすくするのがポイント。10pt→12ptに変更

graph8.jpg

あまり印象は変わらないが、見る側を思いやることは大事。


6.マーカーが青いのがダサい。

一つだけ言える真理がある。「男は黒に染まれ」参考URL

データ系列の書式設定→マーカーの塗りつぶし→単色、黒→マーカーの色→単色、黒→マーカーのオプション→組み込み→好きな形に

graph9.jpg


これでほぼ完成。


7.エラーバーがないのがダサいし、軸ラベルが英語じゃないのがダサい。


上のほうのグラフツール→レイアウト→誤差範囲→その他誤差範囲オプション→ユーザー設定(正の誤差と負の誤差両方指定するのを忘れずに)
→x方向のエラーバーをクリックしてdelete

graph10.jpg

これでようやく完成だ。うむ。なかなかクールだ。

ちなみに最初のは

graph1.jpg

くっそだせえw

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