2013年05月

就職予備校化する大学について

<就職異変>「偏差値50以下」有名企業が欲しがる15校(プレジデントオンライン) - livedoor HOMME - livedoor ニュース(2013/05/07)

「偏差値は高くないけど、就職に力入れてますよ」って大学についての記事です。
特に気になったのが、金沢星稜大学について。
堀口英則という人が同大学に移った2003年以来、徹底した「スパルタ指導」により生徒の就職実績は、03年就職率66%(上場企業の内定率は0.9%)から、09年就職率81%(上場企業の内定率は39%)まで伸びたらしい。

入学時から就業意識を高め、年15回の就職ガイダンスや、夏の就活合宿まである。
そうしてみっちり指導を受けた上で、団体戦で就活をやり抜くそうです。

こんな話を聞くと、多くの有識者は、「大学は学問をする場であって、就職予備校ではない。こんなのは馬鹿げている」という意見を持つと思います。

いや、それは正論なんですけどね。
ぼくはこういう大学があっていいと思います。

大学全入時代とか言われる中、私立大学が生き残っていくためには、「入学するのは難しくないけど、しっかり就職の面倒を見ますよ」というのはとてもいい経営方針ではないでしょうか。(大阪桐蔭高校は、入学時の偏差値は高くないものの、徹底した「スパルタ教育」で難関大学の合格実績を伸ばしていますが、似たものを感じます。)
もう失礼を承知ではっきり言ってしまうと、この偏差値帯の大学でまともに学問をやろうなんてそっちのほうが馬鹿げている気がします。そんなことよりちゃんと就職したいって思う人が大半でしょう。それなら、中途半端な大学に行くより就職をしっかりサポートしてくれる大学のほうがよっぽどいい。だいたい、しっかり学問ができるであろう高偏差値帯の大学でさえ、大半の学生の本音は「学問を修めたい」よりも「いい企業に就職したい」ですからね。残念ながら。


上のlivedoorニュースの記事を読んで、「こんな大学気持ち悪い」と思った大学受験生は必死に勉強して高偏差値の大学に入るべきです。だけど、もし普通に企業に就職することを考えるなら、金沢星稜大学のように入学時から「就活」をやっている学生の存在は軽く見てはいけません。
2016年卒の学生から、就活解禁が3月になるそうですが、どんなに就職しやすいと言われる大学・学部の生徒でさえ、3月になるまでボケっと待っているわけにはいかないでしょうね。
結局どれだけ「解禁時期」を遅らせたところで、就活システムを根本的に変えないことにはなんにも変わらないんだろうなぁ。
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USBメモリとノート

今からもう6年前、大学一年の頃に買った一本のUSBメモリ。
容量はたった1GBだけど5000円ぐらいした。今、価格.comで調べたら32GBが2000円ぐらいで売っている。
1GBあたり62.5円。1GBあたりの値段はこの6年でなんと1/80になったらしい。

単純計算で今や100円の価値もない1GBのUSBメモリだが、ぼくは最近まで普通に使っていた。
実験室で取ったデータを研究室のPCに移すためだ。
だけど、ネット経由で実験室PCと研究室PC間でデータをやり取りをするようになってから、USBメモリは全く使わなくなってしまった。
ハードがシステムに置き換わった典型的な例だろう。

dropboxをはじめとしたオンラインストレージは容量制限があるため、大容量の記録装置はまだかろうじて存在意義があるけど、いずれネット経由で大容量のデータが超高速でやりとりできるようになり、USBメモリどころかハードディスクなどの記録装置が個人用PCには必要なくなるかもしれない。てかたぶんそうなる。

というわけで、USBメモリは、セキュリティ云々の話を抜きにすれば、近いうちにこの世から消える。

一方で、大昔から使われているけどまだまだなくならんだろうなって記録装置がある。
ノート。
ノートの優れている点は、単なる記録装置ではなく、それ自体がアウトプットの場でもある点。
何かを考え、その思考を見える形で出力する場として、紙のノートはやっぱり未だに一番だと思う。
文章だけなら、PCで書くほうがすでに早いけど、数式をこねくり回したり図をかいたりする時は、紙と鉛筆に勝るものなし。
大学院で使っている研究ノートとか、プライベート用のノートを見返すと、思考の過程がそのまま記録されていて、おもしろい。ブログやテキストファイルなどのデジタルデータとはまた違う趣というか。

じゃあタッチペンとタッチパネルの電子ノートのほうが便利やんってなるけど、それも違う。
あの紙に鉛筆をガーって走らせる感じ、あの「書いてるぜ感」が全然違うやん(笑)
じゃあノートを写メ撮ってデータで保存できるやつでいいやんってなるけど、それも違う。
普通に写メ撮るのめんどくさいやん(笑)

まぁ究極は、ノートと同じぐらいのサイズでノート&鉛筆と同じ書き心地で、書いたものがそのままデータとして保存できるデバイスとかなんだろうけど。

結局何が言いたいかっていうと、本と電子書籍の関係と同様、データではなくモノとしての「思い入れのある一冊のノート」という存在がUSBメモリみたいに消えてしまうのは、なんとも悲しいよねってことです。

Just a moment

ぼくが通う大学の正門前にコンビニがあり、便利なのでよく利用している。
そのコンビニに、アジャコングそっくりな髪型の、お世辞にも美人とはいえないおばさん店員がいる。

接客の仕方は、いつも
「はいらっしゃっせー(↑)。○○円でーす。ありやしたまたおこしくだしゃっせー(↑)。」
みたいなかんじで、流れるような独特のリズムとイントネーションで声を発する。

今日も、いつものようにレジで並んでいると、

おばさん店員「はいらっしゃっせー(↑)。」

外国人客「スミマセン。(レジ前の焼きイモを指して)」

すると、おばさん店員はすかさず返した。

「はいジャストアモーメー(↑)ン。(Just a moment.)」

それを見て、ぼくは笑いを通り越して感心してしまった。
おばさん、いつの間にそんな英語覚えたん(笑)

ここ最近で一番グローバルを感じた出来事であった。
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