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2013年01月

校長先生

高校の校長先生が全校集会でいつもいつも言っていた言葉を思い出した。

「目標なき者、努力なし。努力なき者、成果なし。成果なき者、感動なし。」

当時のぼくは素直じゃなく、努力嫌いだったので、(またこれかよ…だるいから早く集会終わってくれ…)
とか思っていただけで、その言葉の意味は考えていなかった。

でも今改めて考えてみると、とてもシンプルでなおかつ本質を突いてるなぁって思う。

人って、いつも感動を求めている。でも残念なことに、ぼくを含めた多くの人にとって、日常生活の中で感動することは簡単ではない。だから短い時間でお手軽に感動できる映画や本が流行るんだろう。

でもその感動は一時的なものであり、本当の感動ではないことはみんなわかってるんだよね。
日常生活において感動するためには、相応の成果が必要であり、その成果をあげるためには、相応の努力が必要である。そして、そんな努力を続けるためには、やはり高い目標を持たなければならない。

こんな当たり前のようなことでも、いざやるとなると簡単ではないんだけどね。
あの時校長先生のこの言葉をしっかりと噛み締めていたら、今の自分は違ってたのかな。

それにしても、バスの中でもこんなふと思い出したことを書き留められるんだから、ブログって便利やなぁ(笑)
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チームの色

企業に就職するということは、組織、チームの一員になるということだ。
おそらく、ぼくはチームの一員として働くことになるだろう。
だから、チームとはどのように動いているのかということを最近意識するようになった。
と言っても、研究室や、数人でチームを組んでいる授業などの、ごく身近なところにおけるものだけだけど。

今のところ、チームにおいて大事なものは、やっぱりリーダーだと思っている。
チームの色は、リーダーで決まる。これはどんなチームにも言えることだ。

年明けに、高校の部活の同期(チーム)で旅行に行った。
このチームの気に入っているところは、誰にも気を使う必要がなく素の自分を出せるところ、「適当」で「自由」なところだ。
旅行計画も適当にパッと決め、旅行当日も行き当たりばったりで自由に動いていた。
気を使わなくていいもんだから、皆が好き勝手なことを言ったりやったりして、純粋に楽しかった。ここにはとても書けないようなこともやった(笑)

しかし、このメンバー、全員が「適当」で「自由」なわけではない。
普段ならもっときっちりしている人もいるし、ぼくも違うチームではかなり違った振る舞いをしていると思う。
ただ一人、リーダーが「適当」で「自由」なのだ。
リーダーがそうだから、他のメンバーも同じようにすることができている。

では、リーダーは普段から100%「適当」で「自由」な人かと言えば、そうでもないだろう。(推測だけど)
だが、このチームにおいては、リーダーがそう振る舞うことで、ぼくらが気兼ねなく好き勝手にできるのは事実である。
あるいは、このチームにおいて楽しむためには、「適当」で「自由」でいることが求められているとも言えるだろう。

とにかく、このチームの「適当」で「自由」という色を決めているのは、リーダーなのである。

これと同じようなことが、研究室や授業でもいえる。

ということは、企業においても同じで、企業のリーダー、つまり社長の話や考えに注目するということは、企業を見る上で非常に重要なことなのではないのか。
若手の社員さんの話も内部事情を聞くために重要なのは確かだが、会社の色を決めているのは社長なのだから。(たぶん)
少なくとも、社長の考えに共感できないような企業を選ぶべきではないとぼくは思う。